誰かが足りない
「誰かが足りない」という本を読みました。著者は、宮下奈都。
子どもの頃から読書は好きだったにもかかわらず、ここ数年は遠のいていました。時間が空いた時は、読書より、レンタルDVDを観ることが多くなって…
今日は、仕事帰りに、時計の電池交換のためにショッピングモールへ。待ち時間の間、向かいの書店に行きました。そこで購入したのがこの本。本の帯や、裏側の解説(?)って、大事ですよね。そこから想像を膨らませ、選ぶ。
そうそう、図書館であまり借りることがないのは、時間や場所的なこともあるけど(平日はまず無理)購入の目安となる、帯や裏側のカバーに書かれた解説がないことも原因の1つです。内容がわからないと、選べない…
と、話が逸れましたか、今回は候補となった3冊から最終的にこの本を選びました。
美味しいと評判のレストラン「ハノイ」に予約を入れた、6人の物語。
胸に響いた文章を抜粋します。
「しあわせな記憶がこの人を支える。思い出せるしあわせだけではない。思い出せない無数の記憶によっても人は成り立っているみたいだ」
こういう感覚、皆さんにもあるはず。何気ない日常の一部が、時にキラキラ輝いて思い出せたり。
毎日が早く、時間はサラサラと指からこぼれ落ちるように感じることもありますが、何かを成し遂げたわけでなくても、通り過ぎた時間は、やはり自分の味方なんだ…そんなことを感じた本でした。
私のお気に入り。何気ない日常のしわあせ。
いつかブログで、そんな幸せのいくつかも書いていけたらなぁと思います。
初めてのブログ。読んでくださり、ありがとうございました。